土砂加持法要

  令和元年の土砂加持法要が11月11日に行われました。
  途中あいにくの天気にもかかわらず、沢山の方々に参拝に来ていただきありがとうございます。
 本堂の前には、立派な菊をお供えしていただきました。
 私は、花のことは詳しくありませんが、まっすぐに伸びてて、なかなか立派な菊だと思いました。昔、イチゴの苗を買ってもらって、おいしいイチゴを食べたくて、水をやりすぎて根腐れさせてしまった私は、この菊に驚愕しました。なにせまっすぐ!
  土砂加持法要は、午前一座と午後一座の二座行われました。午前中は、土砂加持法要で午後からは、大般若経転読が行われました。
 転読とは、インドから三蔵法師が600巻もの大般若経をもって帰ってきたは、いいけれど、600巻読むのに何日もかかるため、お坊さんがみんなで、ページをペラペラと仏さんに見せる方法のことです。この転読で、大般若経を読んだ事になります。
 三蔵法師って、聞いたことありますよね。ドラマとか映画でやってた、西遊記に出てくる人です。天竺(インド)からお経をもって帰ってきたお経が、大般若経だと言われています。ちょっと仏教が身近に感じられますね。ちなみに、皆さんもよく知る、般若心経と呼ばれるお経もあります。般若心経は、この大般若経を要約したものと言われています。だから、般若心経を読むだけでは、大般若経を読んだことにはならないそうです。
 

 午後の法要後には、説教をしていいただきました。ありがたい説教って、眠くなっちゃいますよね(笑)。でも、今回の説教は、寝てる人は一人もいませんでした。良い説教だったからですね。

 前日の準備や台所と沢山の方に御協力いただきありがとうございました。沢山の方が参拝しにきていただき、今年の土砂加持法要も無事終了することができました。

 今後も、ホームページや蓮花寺通信で、行事報告や行事予定を更新していこうと考えています。皆さんのご意見ご要望をお待ちしております。


蓮花寺 等覚山 高野山真言宗

富山県高岡市にある高野山真言宗、等覚山蓮花寺。平安時代の国分尼寺が起源と言われています。 鎌倉時代に勧行律師が、源頼朝の守り本尊である十一面観音菩薩などの宝物を携え、この地を訪れた時に建立しました。 境内にある宝篋印塔(ほうきょういんとう)(北陸最大で最古)は源頼朝の供養塔、後方の五輪塔は分骨塔と伝えられています。北陸観音霊場、北陸不動霊場、一国観音霊場の札所で参拝した後に御朱印もお授けします。

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